月と太陽の恋模様


「静かに。静かに。」




校長先生の言葉で皆が漸く黙る。




「林道先生、結果は明らかです。もういいでしょう。」




「月野先生はそういう所をきちんと区別している真面目な先生です。
仲道さんも問題を起こしたことはありません。
その2人が…そういう関係になるのは非常に考えにくい。」




「くっ………」




「林道先生は何でそんな勘違いしたんだろ…」

「勝手に月野先生と付き合えると思って裏切られたからその腹いせらしいよ…」

「え…顔良いのにそれ、最低じゃねーか…」

「仲道さん可哀相…」




2番目は舞の声だ。




「もういいですね?
約束は守って下さい。」




「………はい。」




こうして林道先生の告発事件は終了した。
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