七物語





「……うわぁァアアア!!」

体が雪崩と一緒に引きずられていく…













止まらない…
















まだ止まらない…













まだ………止まらない…

















どれだけ滑っただろうか…














ゆっくり目を開ける…






同じ真っ白な景色……




















いや…違う!






右手前方に小屋がある…!








木造であまり頑丈そうではないが、白い景色の中うっすらとぼやけて見える…








「……た…助かった…!」

埋もれた手足を出し、小屋に向かって走り出した。
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