七物語
『……あぁ!大丈夫だ…!…あんた、ユリのこと頼んだぞ…』
『……はい…』
女の口元がニヤリとした…
『………ねぇ…ちょっと様子見に行かない…?待ってる?』
『…う……ううん…1人は怖いから行く…』
そしてユリを強引に連れ出した。
『…こっちから行くよ…!早く!』
男2人と距離をとって大木がある場所へと急ぐ。
『……きゃあぁ…!』
腕が1本増えているのを見て女が尻餅をつく…
『…死んでるみたいね……』
すると女は包丁を取り出し……
男2人が去ったのを確認すると埋めていた女の死体の腕を出し、急いで小屋へと戻った。
『………ユリさんが帰ってこないんです…!!』
男の様子を見に行こうとした時…彼女は殺しに行きたかったのだろう…
『………大丈夫です…!…私が行きます…!』
『……いいえ…。……ここで待っていてください…!』
『…………………』
女は下唇を噛んだ。