七物語
『……はぁ…はぁ………あの後私も…氷山さんの後を追いかけて…!』
ギリギリ氷山を抜かせなかったという訳か……
「……許せなかった…
あの2人も…
……あなたも!!」
すると女はこちらを睨みつけると包丁を握り直し、こちらに飛びかかってきた………
プツンと目の前が真っ暗になる……
「……だ……で…か………!
き…えま…か……!!
大丈夫ですか!!」
ゆっくり目を開けるとそこにはレスキューの格好をした男がぼんやりと映った…
「……おい!目を開けたぞっ!!」
両腕で体を揺すられている。
もう1人同じ格好の男が駆け寄ってきた…
すごい頭が痛い…
自分では起き上がれそうになかった…
「………分かりますかぁ?!」男2人が大きな声で再度呼びかける。