七物語
………怖かったぁ…
女が物凄い形相で襲ってきた残像が離れない…
「………ふぅ…」
胸をなでおろす…
「………お連れの5名に何か心当たりありますか…?」
…………………え?
レスキューが指差した先には5本の腕が雪の中から突き出ていた…
手を見ると先ほどまでは見えなかった血がベットリ付いている……
そしてゾクッとしてポケットを探ると血だらけのサバイバルナイフが入っていた……
「………ハァ……ハア……!……ハア…わ…私じゃない……私はやっていない………私じゃない…!…私じゃない!!…うわぁァアアアアア…!!」
頭を抱え込んで氷山はその場で気を失った……