七物語

1人でも知ってる参加者がいるとカズキは安堵を覚えた。









結局ルールいつもと同じなんだ…
何も特別視することない……







そうこうしているうちに掲示板に書き込みがされた。





0001:12/18 11:50 0gemkNンヲBWf

最初のサーブ権はKAZUさんです。
5分以内にレシーブしてください。


それではゲームスタート。







自分の名前が出てヒヤッとした。



どうやら大会の主催者側で無作為にサーブ権が割り当てられたようだ。






いきなりのサーブ権にカズキの手がわずかに汗ばむ。






ゲーム中は掲示板に何を書き込んでも構わない。
だが悪質なイタズラを避けるため、本大会は同じユーザーが5回以上連続して書き込むことができない。




そういうプログラムを作れる人間は本当に頭が切れるのだろうとカズキは感心した。








フィールドに文字を並べていく…


『レシーブ>名無しさん@お腹いっぱい

また会いましたね。』


そう入力すると『書き込み』ボタンをクリックした。
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