彼は私の金魚。


ダイニングルームに

ドタバタと騒がしい足音が

近づいて来たかと思うと勢いよく扉が開いた。



「遅れて申し訳ありませーーーーん!!!!!!」



目に涙を浮かべて部屋に飛び込んで来たのは

最近入ったばかりのメイド、

宮沢 芽衣子。



「宮沢さん、今日で3回目ですよ。」

「申し訳ありません!!!!!!」

「まったく、あなたという人は!
 何度言えばわかるんですか!
 次はありませんからね!」

「本当に申し訳ありません!!!!!!」


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