彼は私の金魚。
「神宮寺さんは、今日も相変わらず冷たいですわ。
まあ、そこがいいんですけど。」
そう言いながらうっとりとし頬を染める。
私は何故か彼女に気に入られてしまっているらしい。
「橘のどかさん、爽世様に近付くなと何度言えば…」
「あ〜はいはい。
相変わらずあなたは、神宮寺さんに
金魚の糞のようにくっついて!
私が入るすきが無くってよ!」
「初めっからあなたに爽世様に近付くすきなどありません。」
「むむむむーーーっ!」
橘のどかと爽は、いつものように喧嘩している。