彼は私の金魚。



爽世様には、いろいろな人間が近寄って来る。

神宮寺家の権力を欲する者、

神宮寺家を陥れようとする者、

その美しい容姿を我が物としようとする者。



「爽世様、私がお守り致します。」



このお方は誰にも渡さない。

汚れた人間になど絶対に渡さない。


私だけのもの。



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