彼は私の金魚。



「私は世話を焼かれる子供ではないわ!」



私が拗ねていると

そっとホットレモネードが差し出された。



「お好きでしょう?」



まだ少しだるい体を起こし、ティーカップを受け取る。



「…ありがとう。」



好きな物と爽の笑顔で機嫌が直ってしまう

私は子供だ。


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