きみを好きになる瞬間
「それで?生き生きコンビって?」
うわあまだその話生きてたのか!
私の周りの人は突っ込み所が多すぎてむしろどこから突っ込んだらいいのかわかんない。
「おう、結生!長谷川と結生の名前には『生』って字が入ってるから生き生きコンビらしいぞ!」
高橋もこの短時間で結生のことを呼び捨てにしているし、結生は今の話を聞いて益々目を輝かせていた。
「生き生きコンビかあ…!なんか嬉しいね、弥生!」
「早く向こう行ってよ」
結生に冷たい言葉を浴びせると、咲と高橋から冷ややかな視線を感じた。