きみを好きになる瞬間
「えっなに、ちょっと、嫌な予感…」
青ざめた顔をする高橋の前でうんうんと頷く。
「…お、俺ええええ!?」
高橋の声が昼休みの教室にこだました。
高橋がなかなか了承をしてくれないから、みぞおちを殴るポーズを取ると、「やらせていただきます!」と即答をしてくれた。
一応お互いの電話番号とメアドも交換しておくことにした。
期限は決まっていないけど、まあ結生が信じてくれるまでだと思う。