きみを好きになる瞬間


「えっなに、ちょっと、嫌な予感…」

青ざめた顔をする高橋の前でうんうんと頷く。




「…お、俺ええええ!?」



高橋の声が昼休みの教室にこだました。



高橋がなかなか了承をしてくれないから、みぞおちを殴るポーズを取ると、「やらせていただきます!」と即答をしてくれた。


一応お互いの電話番号とメアドも交換しておくことにした。
期限は決まっていないけど、まあ結生が信じてくれるまでだと思う。

< 20 / 43 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop