あなたの隣で。
────…でもわたしは違う。
わたしは
明希のことなんか嫌い。
「…だから何?自慢?」
わたしはキッと
明希を睨み付けた。
「ハハハ、そーだな!」
…そこは少し否定するとこでしょ…。
「俺にオちない女がいる
なんて俺のプライドが
認めね−。」
そう言って明希は
一息おいて
こう付け加えた。
「だから…俺は百合が
俺に本気で惚れたら
この関係終わらせてやるよ!」
そう言って
慣れた手つきで
わたしの肩に手をのせた。
─────…やっぱり
明希なんて嫌いだ。