あなたの隣で。



────────────


────────────


―――――――――




「明希〜?今日も帰るんでしょ?」


「おう!毎回待たせてわりぃな」



明希とこの関係が続いて
ついに1ヶ月がたった。



自然とわたしは
明希と一緒にいて

嫌だという気持ちが
なくなっていた。



─────……むしろ…



「いっつも待っててくれてありがとな」



明希はそう言って
わたしの頭をポンポンっと
たたいた。




───────…ドキッ



「な…何言ってんの…明希の命令だからしょうがないじゃん…」



「それもそうだなっ!あははっ」



─────…ドキドキ



…………違う。



これは明希にドキドキ
してるんじゃないっ…



わたしが明希に
ドキドキする訳

ないじゃない……。






< 46 / 69 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop