【短編】間違い電話
『やっぱりな。でもどうした?いきなり自殺するなんてこと言って。』

俺は、滝沢の前の席に座りながら言った。
しかし、滝沢は、黙って下を見ているだけだった。

「それに、泣いてるだろ。俺でよかったら話し聞くぞ。」

なるべく優しく話しかけた。
すると、滝沢は顔を上げて俺に話し始めた。
滝沢の話しを簡単に言うと、すごく好きだった彼氏に振られてしまったらしい。
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