【短編】間違い電話
『じゃあな、滝沢。』

「うん、また明日学校で。」

家に着いた俺達は、玄関の前で最後に別れを告げた。
俺が後ろを向いて歩きだそうとした時後ろがら声が聞こえた。

「内藤君!」

俺は、後ろを振り向いた。

「これから、内藤君のこと名前で呼んでいいかな?」

『ああ、いいよ。じゃあ俺も名前で呼ぶよ。』

「わかった。じゃあね大和君。」

『おう。じゃあな奈緒。』




この日、俺達に接点ができた。
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