桜‐幕末恋物語‐
「おい近藤さん。こいつのこと信じるのか?」
「あぁ。嘘をついてるようには見えない」
そういう近藤さんに沖田さんがため息交じりに言う。
「まぁ、近藤さんがそういうなら僕も信じますよ。ただ、証拠が見たい」
「・・・証拠があるなら信じよう・・・」
沖田さんと斎藤さんの言葉に土方さんも少し考えた後頷いた。
「納得できる証拠なら信じる」
私は持ってきたものを見せる。
「これは携帯電話といいます。遠くにいる人と連絡がとれます。これが・・・」
一通り説明を終えた私は最後に自分の服をつまんだ。
「これが未来の衣服です」
私の言葉に近藤さんと斎藤さんは納得。
「それだけじゃいまいち証拠がなぁ・・・」
そういう土方さんに私はとっておきの証拠をご披露することにした。