桜‐幕末恋物語‐

桜「ん・・・」

目を覚ますと、人でにぎわい始めている町が目に入った。

夢の光景は鮮明に覚えている。

幸せすぎる夢。

離れてみて気づくこともある・・・。

私は“彼”への恋心に気づいてしまった。

彼に会いたい・・・。


―――ガヤガヤ・・・

桜「やっぱり人がすごいな・・・」

私は町を歩きながら呟く。

とくに行くあてもないからぶらぶらと・・・。

人ごみに流されるように歩く。

顔をあげると、巡察中の4番組が目に入った。

私はとっさに適当なお店に飛び込んだ。

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