桜‐幕末恋物語‐
桜「好・・・き?藤堂さんが・・・私を?・・・なんのご冗談ですか?」
平「冗談なんかじゃねぇよ。俺はお前が好きだ」
苦笑しながらそういう藤堂さんを見つめる。
桜「ホントに・・・?言っときますけど、歳の差5歳ですよ?」
平「本当だ。年の差なんて関係ない。・・・お前は俺のことどう思ってる・・・?」
桜「・・・もちろん、大好きです」
そう言って微笑んだ私を力強く抱きしめる藤堂さん。
桜「と、どうさん・・・。くるし・・・」
平「平助」
桜「へ?」
平「平助って呼んで」
桜「平助君・・・」
呼んだと同時に、解放された体。
私は大きく息を吐いた。