桜‐幕末恋物語‐
一「・・・はじめ」
ことの成り行きを見守っていた斎藤さんが審判をするらしいです・・・。
総「手加減しないよ」
桜「ちょっとは手を抜いて欲しいものですが・・・」
笑顔での会話。
私たちは笑顔を消すと、2人同時に地をけった。
バシンッとすさまじい音がする。
桜「っ・・・」
やっぱりきつい・・・。
筋トレもする必要ありかな・・・。
総「君、少し力強くなった?」
桜「そ、ですか?」
私は渾身の力で沖田さんの竹刀を振り払うと、パッと構えなおす。
沖田さんもすぐに体勢を立て直すと突っ込んできた。