桜‐幕末恋物語‐
伊「藤堂君、お久しぶり。この間ぶりね」
うわっ!やっぱりおかまだったんだ!!
平「お久しぶりです」
桜「伊東さん、遠いところお疲れさまでした」
私はやわらかな笑みでそう告げる。
伊「あら?あなたは?ずいぶんな美少年じゃない」
桜「申し遅れました。胡桃桜と申します」
平「伊東さん、こいつ女」
藤堂さんがそう付け加える。
伊「それは本当なの?何故こんなところに女性が?」
桜「本当です。私は家族と家をなくしてしまいました。そこを近藤さんが助けてくれたんです」
伊「あら、それは・・・。でも、なぜ私に教えてくれたの?普通隠すものなんじゃなくて?」
伊東さんは憐みの目を向けてくる。
私が正確な情報を与えていないとも知らずに・・・。