桜‐幕末恋物語‐
総「伊東さんってなんか絡みづらいよね」
平「確かにな。でも、剣の腕も立つし頭もいいんだぜ」
桜「・・・お2人とも、手伝う気がないなら出てってください」
私は今昼餉の用意をしている。
夜、島原で宴会をするらしいから、お昼は軽め。
おしゃべり中の2人は厨の入口の段差に座り込んでいる。
平「手伝うよ」
総「え?じゃあ僕m・・・」
桜「総司さんはやめて!・・・あれは食べ物じゃない・・・。ってことで平助君もいいや」
私は自分で言ったくせにそう告げると、再び調理にとりかかる。
総司さんの料理は・・・見た目からして食べ物じゃなかったもの・・・。
前に1度だけ一緒に作ったけどあれはやばかった・・・。
私は1人せっせと作る。
後ろではそんな私を眺めながら2人は会話をつづけていた。