桜‐幕末恋物語‐
桜「できた・・・」
平「お、できたのか。じゃあ俺らで運ぶから、配膳よろしく」
桜「はいはぁい。じゃあお願い」
私はてきぱきと配膳する。
2人は―――総司さんは文句をいいながらだけど―――お膳を運んでくれた。
そのおかげでいつもより効率よく仕度が整う。
平「あと手伝うことある?」
桜「ん~・・・あとは皆に声かけるだけだから大丈夫。それじゃ、私は声かけ行ってきます」
総「それじゃ、僕たちは幹部集めるね」
桜「お願いします」
笑顔でそう告げた私は厨を飛び出した。
道場に行くと稽古をしている隊士がたくさん。
桜「昼餉できましたよ。冷めないうちに召し上がってくださいね」
隊士「ありがとう」
皆は声をあわせてそういうと、竹刀を片付けて道場を飛び出していった。