桜‐幕末恋物語‐
―――声をかけ終えた私はお茶をもって幹部のもとに向かう。
桜「失礼します。胡桃です」
近「おぉ桜君。お疲れ。入ってくれ」
部屋に入ると、既に食事を食べ始めている。
中には伊東さんもいた。
伊「あら、胡桃さん。あなた食事は?」
桜「私はいりませんから」
そういうと今度は近藤さんに向き直る。
桜「お茶をお持ちしました」
そう言って私は1人1人回ってお茶を注ぎ足していく。
全員おわった時、再び伊東さんが喋り出す。
伊「このお食事は胡桃さんが?」
桜「はい。もしかして、お口に合いませんでしたか?」
伊「いいえ。とてもおいしいわ」
伊東さんはそう言って微笑んだ。