桜‐幕末恋物語‐
桜「手伝わなくていいよ」
私はため息をつくと文机に向かい合った。
一応幹部に含まれる私。
だから仕事も結構回ってくる。
少しでも役に立ちたい私にとってはありがたいことなんだけど・・・。
土方さん鬼!
この量はありえないでしょ!
机に積み重ねられた書類を眺めて再びため息を吐く私。
この中にはいくつか重要な書類とか、極秘なものとかもある。
それほどまでに厳しい土方さんはやはり鬼。
そして、最近私は気づいた。
平「最近俺には書類系の仕事回ってこないんだよね~」
そう。平助君の分の仕事が私に回ってきてる!!
総「あぁ。それなら桜がやってるよ。桜は仕事が早いから」
平「えっ!?桜ごめん」
桜「大丈夫」
私は書類に向き合ったままそう答えた。