桜‐幕末恋物語‐
書類を半分程片付けたところで私は気づいた。
桜「掃除行かなきゃ・・・」
平「俺達も手伝う?」
総「それ僕も含まれてるよね・・・」
桜「手伝う気があるなら是非」
私はそう言って部屋を後にした。
総司さん、絶対手伝う気ないでしょ。
桜「さむっ・・・」
箒を手に境内の掃除をする私。
冷たい風を一身に受けながらせっせと箒を動かす。
しばらく掃き掃除を続けたところで突然激しいめまいを感じた。
事実を知らされたあの日以来何度も感じたこの感覚。
・・・覚醒。
私は髪色が変わる前になんとか物陰に隠れようと重い足を動かした。