桜‐幕末恋物語‐
平「桜!」
総「桜ちゃん大丈夫?」
するとそこに駆け付けて来た2人。
タイミング良すぎでしょ・・・。
平「とりあえず物陰に移動しようか」
そう言って肩を貸してくれる平助君。
きっと平助君は状況を理解してくれたんだろう。
桜「っ・・・」
物陰に隠れたと同時に、いつもとは違う感覚に陥る。
・・・覚醒したんだ。
平「やっぱり覚醒か」
総「これが・・・」
初めて見る鬼の姿に総司さんは息をのんだ。
総「確かに綺麗・・・。髪も瞳も桜に似合う」
髪に触れながらそう呟く総司さんを私はきょとんとした瞳で見つめた。