桜‐幕末恋物語‐

土「待て。お前らも笑っただろ。同罪だ!」

桜「・・・離してください」

腕をつかまれ阻止された私はむすっとしながらそういう。

土「そりゃできねぇな」

桜「離してください。セクハラですよ」

土「せくはら?」

桜「セクシャルハラスメント。むやみやたらに他人の体に触れること。未来では40~50代のおじさんが若い女性によく行いますね」

私の言葉に土方さんはぱっと手を離す。

その隙を見逃さない私は、平助君の腕をつかむと走り出した。

土「あ、こらまて!」

総「待てって言われて待つ馬鹿いるはずないでしょ」

桜「確かに。っていうか、総司さんいつの間に」

総「僕をなめちゃいけないってことだね」

意味分かんない。

私がいつの間にか並走していた彼に視線で訴えかっけると、彼は小さく笑った。

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