桜‐幕末恋物語‐
女「あなたは歴史を変えすぎたのよ、桜」
桜「なんで名前・・・」
女「私は神だもの。名前くらい知っているわ」
無表情のまま言葉を紡ぐ彼女。
女「桜。あなたは歴史を変えた責任を負わなければいけないの」
桜「責任・・・」
いつかはこんな日が来ると思っていた。
女「今すぐにでも代償を払って・・・」
桜「ちょっと待ってください!もう少しだけ!あと1週間時間をください・・・。そしたら何を奪おうが好きにしてもらっていいですから」
女「・・・分かったわ。それじゃあ1週間後に・・・」
桜「・・・」
目を覚ますと見慣れた天井が目に入った。
私がここにいられるのはあと1週間だけ。
そう思った私は文机に向かうとさらさらと文字を書き始めた。