桜‐幕末恋物語‐
土「どうする、近藤さん?もういっそあんたか山南さんの小姓でいいんじゃねぇか?」
近「いや、俺だと年が離れすぎてて逆に気を遣わせてしまうだろうし・・・。山南君も忙しいだろうし・・・。トシ、お前は?」
土「俺は小姓はいらねぇ」
近「だったらそうだな・・・平助。お前の小姓にしよう。年齢的にもお前が適任だ」
平「よっしゃ!ありがとよ、近藤さん!俺に任せといてくれ!」
元気だな・・・。
平「ってことで。よろしく!」
桜「・・・お願いします」
近「それじゃあ夜ももう遅いし、解散」
その言葉で続々帰って行く幹部のみなさんを横目に私は藤堂さんを見つめた。
どうしたらいいのか・・・。
平「じゃあ部屋行くか」
桜「はい」
私はそう返事を返すと、藤堂さんを追って廊下に出た。