桜‐幕末恋物語‐
桜「私、皆に出会えて本当によかったと思ってます。私、ここが・・・皆が大好きです」
平「好きならここにいてくれよ!何処にも行くな!」
桜「平助君・・・。ごめんね。ありがとう」
私はそう言って微笑んだ。
私の体は光を発しながらどんどん透明になっていく。
桜「皆そんな顔しないで。私がいなかったころに戻るだけなんだから。それが普通だったんだよ」
左「今更桜のいない新選組なんて考えらんねぇ・・・」
新「うまい飯が食えなくなるのもいやだ」
こんなときまでご飯にこだわる永倉さん。
でも微かに声が震えていたような気がする。
平「桜・・・」
桜「平助君・・・さようなら。大好き」
私はそう言って微笑んだ。
その刹那、光が強さを増し、私は思わず目を閉じた。