桜‐幕末恋物語‐
―――式はどんどん進行していき、気づけば生徒代表挨拶。
何故か入試トップになってしまった私が代表・・・。
なんとか噛まずに発表を終えた私。
席に戻ってからは麻耶とおしゃべりをして式がおわるのを待った。
教室に移動した私たちはそれぞれの席に着く。
私の前が麻耶で、隣は不明。
麻「そう言えば桜。すっごいかっこいい人見つけたんだけどさぁ」
そう言って嬉しそうに話しだす麻耶。
周りの男子の視線が・・・!
男1「ねぇねぇ、さっき挨拶してた子だよね?」
男2「一緒にいる子も超かわいいじゃん!」
いかにもチャラ男ってかんじの男に絡まれた私たち。
麻耶も警戒している様子。
麻「それはどうも」
麻耶がそっけなく答えるも、ひかないチャラ男。
私は気づかれないように小さくため息を吐いた。