桜‐幕末恋物語‐
麻「あの、あたし麻耶って言うの。あなたは?」
拓「俺は拓斗。よろしく」
そう言った拓斗君に麻耶はもうメロメロ。
てか麻耶行動早い!
拓「あ、ついでにこいつ平助」
桜「っ・・・」
俯いたままの私は思わず息をのんだ。
大好きなアノ人と同じ名前・・・。
麻「平助ね。あ、この子は桜。ほら桜顔あげて!」
麻耶はそう言って私の顔を無理やりあげさせた。
そんな私の目に飛び込んできた光景に、私は目を見開く。
平「見つけた、桜・・・。久しぶり」
拓「は?」
麻「知り合い?」
私はこくこくと頷くことしかできなかった・・・。