桜‐幕末恋物語‐

麻「あの、あたし麻耶って言うの。あなたは?」

拓「俺は拓斗。よろしく」

そう言った拓斗君に麻耶はもうメロメロ。

てか麻耶行動早い!

拓「あ、ついでにこいつ平助」

桜「っ・・・」

俯いたままの私は思わず息をのんだ。

大好きなアノ人と同じ名前・・・。

麻「平助ね。あ、この子は桜。ほら桜顔あげて!」

麻耶はそう言って私の顔を無理やりあげさせた。

そんな私の目に飛び込んできた光景に、私は目を見開く。

平「見つけた、桜・・・。久しぶり」

拓「は?」

麻「知り合い?」

私はこくこくと頷くことしかできなかった・・・。

< 197 / 219 >

この作品をシェア

pagetop