桜‐幕末恋物語‐
目に涙が浮かぶ私。
平助君・・・大好きな平助君が目の前に立っている・・・。
ずっと会いたくてたまらなかった彼が、今、私の目の前で微笑んでる。
平「桜」
優しく呼ばれた名前。
麻「もしかして・・・」
麻耶は何かを悟ったようだ。
桜「生まれ変わり・・・」
私の呟きに平助君はにっこりとほほ笑んで頷いた。
麻「そんなことって本当にあるんだ・・・。桜、運命だね」
桜「麻耶・・・」
拓「んじゃ、おれと麻耶も運命?」
・・・感動的な雰囲気をぶち壊した拓斗君。
拓「俺さぁ、麻耶に一目ぼれしたんだよね~」
麻「うそでしょ・・・。あたしも・・・」
桜「なんか変わった告白だけど・・・おめでとう麻耶」
私は驚きで涙がひいた瞳で優しく微笑んで見せた。