桜‐幕末恋物語‐

平「拓斗、空気読めよ」

拓「ごめーんね?」

拓斗君って見た目によらずアホなんだ・・・。

私はそんなことを思いながら嬉しそうに笑う麻耶を見つめた。

麻「信じらんない!まさかいきなり付き合えるなんて!」

桜「しかも超注目されてたしね。公認カップルじゃん」

麻「なんか恥ずかしい!・・・でも、そういう桜だって・・・」

麻耶の意味ありげな視線の先には平助君。

平「拓斗を見習うか・・・。桜・・・」

桜「?平助君?」

私は不思議そうに首を傾げると、平助君を見上げる。

そのとたん抱きしめられた。

教室中がざわめいたのがわかる。

麻耶はキャーとかいいながらにやにやしてるし・・・。

平「桜。俺ともう一度付き合ってください」

桜「・・・ハイ・・・」

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