桜‐幕末恋物語‐

平「ちょっと誰かと試合してみろよ。おい、お前」

隊士「はい」

何故か流れで試合することになってしまった・・・。

隊士「女の子だからって手抜く気ないから」

桜「はい。お願いします」

私はノリ気じゃないまま、相手の隊士さんに会釈をした。

一「・・・始め」

斎藤さんの言葉を合図に突っ込んでくる隊士さん。

私はそれをかわすと、彼の首元で竹刀を止めた。

一「一本・・・」

呆然とした様子で宣告する彼。

道場内は騒然としていた。

きっと、私が勝つなんて思わなかっただろうからね。

私は、一気に道場にいた隊士さんに囲まれた。

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