桜‐幕末恋物語‐

平「桜!大丈夫か?」

総「ごめんね。僕が無理やり・・・」

桜「大丈夫ですから・・・」

私は駆け寄ってきた彼らにそう返すと立ち上がる。

左「何処に行くんだ?」

桜「え?だって皆さん井戸に用があったんじゃ・・・」

新「んなわけあるか!」

一「・・・なんでもいいが、ついてこい」

斎藤さんの言葉に頷いて歩きだそうとした時、吐き気が込み上げて来た。

平「桜!」

ふらりと揺れたからだを支えてくれたのは藤堂さん。

平「大丈夫か?」

そう言って何故かお姫様だっこ状態になった私。

何が起きてる・・・?

< 42 / 219 >

この作品をシェア

pagetop