桜‐幕末恋物語‐
桜「私は・・・拒食症なんです・・・」
近「きょしょくしょう?」
桜「はい。身体が食べ物を受け付けない病気みたいなものです。さっきのように無理やり食べると身体がそれを拒んで・・・吐いてしまいます」
私の言葉に、皆が息をのんだ。
土「でも食わねぇわけにもいかねぇだろ」
桜「それが結構平気なんですよ。水さえ飲めば全然平気なんです」
総「そう言ってるけど、たまには何か食べるんでしょ?」
沖田さんの言葉に小さく頷く私。
桜「私の場合は半月に1度、お団子1本分くらいの量を食べます」
新「すくなっ!」
総「・・・でも納得できるよ。君の体重、異常なくらい軽かった」
平「あぁ。腰回りも、尋常じゃないくらい細かった。袴でうまく隠れてるけど・・・」
私は小さく頷き返すと、再び話しだす。