桜‐幕末恋物語‐
桜「優沙が自殺したのは11歳のとき。見つけたのは私でした」
そう。休みの日だったこともあって、私は優沙の家に遊びに行ったんだ。
桜「彼女は自分の部屋で・・・首をつって死んでいました」
あの日のことは今でも鮮明に覚えている。
桜「私は彼女を下ろすと、彼女のお母さんと必死で呼びかけました。でも彼女は既に・・・」
優沙が自殺した原因。それは・・・
桜「彼女が自殺した原因は、いじめでした。その頃は私もいじめられていました」
優沙をかばったら、私までいじめられた。
でも、彼女をかばったこと、後悔してない。
左「桜はなんでいじめられてたんだ?」
桜「優沙をかばったから。優沙は頭もよくて、運動もできて、かわいくて・・・それをよく思わない人が彼女をいじめてて・・・私はそれを見てられなかった」
優沙をかばったときに言われた言葉、今でも覚えてる。
“あんたはこいつより整ってるからいじめないでやってたのに”