桜‐幕末恋物語‐
桜「私は彼女の死がきっかけとなって、彼女が受けていた分のいじめを受けるようになりました。優沙の死と、いじめ。両方が重なって、いつの間にか私は拒食症になってました」
いじめは私が皆と違う中学に行くまで続いた。
近「つらかったな・・・」
桜「つらかったけど、お父さんとお母さんがいてくれたから・・・」
あの2人のおかげで、私はいじめを乗り越えられた。
桜「でも、そんな父も半年前に行方知れずになりました。私は母と2人で暮らしていたんですが・・・母も先月、病気で亡くなりました」
私の言葉で、再び息をのんだ皆。
土「それと、お前が表情を変えないのに関係は?」
桜「あります。いつの間にか感情が表に出せなくなってました」
近「つらかったな。これからは俺達を家族だと思って頼ってくれ。感情が表に出せるようになるといいな」
私は頷いて見せた。