桜‐幕末恋物語‐
桜「別に浪士に会うのが怖いわけじゃ・・・」
平「分かってるよ。人を斬るのが怖いんだろ?」
桜「・・・はい」
私の言葉に藤堂さんは笑って言った。
平「最初は誰だって人を斬るのは怖いさ。俺だって怖かった。だから、桜に人は斬らせない」
桜「・・・ありがとうございます」
そんな会話をして歩いているうちに、集合場所に着いた。
隊士1「藤堂隊長・・・桜ちゃん!?えと・・・こんにちは」
平「おう。もう揃ったか?」
隊士1「はい」
平「それじゃあ、行くぞ~。今日から桜も一緒だかんな」
私は隊士さんに会釈をすると、藤堂さんの隣に並んで歩く。
何も起きなければいいのだけれど・・・。