桜‐幕末恋物語‐
桜「っ・・・」
必死で涙を堪える私に1人の浪士が斬りかかってきた。
浪士5「油断してんじゃねぇ!」
私はそれを間一髪でかわす。
平「桜!?」
桜「大丈夫です」
私は鍔迫り合いになっている藤堂さんにそういうと、ひたすら浪士の刀を避け続けた。
でも、いつまでも逃げ回ってるわけにもいかないから。
私は震える手で刀の柄を握る。
ゆっくりと抜刀した刀を静かに構えると、浪士を見据えた。
浪士5「やっとやる気になったか」
そう言ってにやりと笑った男は、思いっきり突っ込んでくる。
私はひたすら刀を受け止めながら、戸惑いを覚えた。