桜‐幕末恋物語‐
土「わ、わかった。わかったから落ち着け」
一「はっ!も、申し訳ありませんでした」
斎藤さん取り乱しすぎ・・・。
それだけで、どれくらい土方さんを尊敬しているのか理解できた。
平「そ、それより聞いてくれよ、土方さん!桜が笑ったんだ!」
土「それはホントか?」
総「嘘ついてどうするんです?土方さんの笑顔より断然魅力的でしたよ」
土「(怒)・・・お前らぁぁぁ!」
沖田さんが怒らせたせいで、火の粉をあびた私たち。
平「なんで俺らまで!?とにかく逃げるぞ!」
総「鬼ごっこだよ」
そう言って私の腕をひいて走り出す沖田さんと藤堂さん。
土「斎藤、あいつらを捕まえて来い!」
一「御意」
そして土方さんの命令で追いかけてくる斎藤さん。
私は久しぶりに全力で走った。