桜‐幕末恋物語‐
桜「はぁはぁ・・・。私もう無理・・・」
平「え!?」
桜「この際私がおとりになりますよ。皆さん程体力ないからもう走れませんし」
総「本気?」
私は頷くと一気にスピードを落とした。
土「なんだ胡桃。自ら説教されに来たか?」
桜「私そんなマゾじゃないし・・・」
土「あ?なんか言ったか?」
桜「いえ別に」
ちらりと後ろを振り返りながら土方さんの目の前に立ちふさがる。
土「あいつら逃げ足だけは速いな・・・」
桜「そうですね」
私は適当に返事をすると、皆が消えた角を見つめた。