桜‐幕末恋物語‐
総「お疲れ。だいぶやつれたね」
桜「誰のせいだと思ってんですか・・・」
私は小さくため息を吐く。
桜「夕餉の仕度はできてますよ。さっさと行ったらどうですか?」
平「桜、なんか黒くない?」
一「・・・」
総「僕たちのせいだと思うけど」
会話丸聞こえ・・・。
私は今度は引きつった笑顔で告げる。
桜「さっさと行ったらどうですか?」
3人「行ってきます!」
彼等は何か怖いものでも見たかのような表情で部屋を飛び出していった。
1人残された私はもう一度ため息を吐くと、縁側に腰かけた。