桜‐幕末恋物語‐
池田屋事件
私がタイムスリップしてから大きな騒ぎが起きていない。
そのせいで平和ボケしていた私。
今日もいつものようにぼーっと空を眺めていた。
そしたら突然聞こえたんだ。
・・・悲痛な叫び声が・・・。
?「ギャーーー!!」
桜「っ・・・何?」
私の呟きに応えてくれる人はいない。
なんせ今は皆ご飯を食べてる。
ご飯を食べない私1人だけが自室に残っていた。
心を開いてもご飯は受け付けなかったんだ・・・。
?「うわぁぁぁっ!」
物思いにふけっている間も、悲鳴は響き続けている。
私は無意識のうちに腰を持ち上げると、悲鳴が聞こえる方へと歩き出していた。