桜‐幕末恋物語‐
近「胡桃君?そんなに血相変えてどうしたんだい?」
桜「今日の日付を教えてもらえませんか?」
平「今日?今日は・・・6月5日・・・?」
私は息をのむ。
予想通り・・・。
総「日付がどうかしたの?」
桜「今・・・土方さんが長州とつながりのある方を拷問してますよね」
山「どうしてそれを?」
山南さんの鋭いまなざしに一瞬身じろぎした。
桜「あれだけ悲鳴が響いてれば・・・。それと、私が何処から来たかお忘れですか?」
左「なるほどな」
私は原田さんの納得した表情を一瞥すると、呟くように言った。
桜「土方さんを呼び戻していただけますか?・・・私が彼らの計画をお話します」