桜‐幕末恋物語‐
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土「知ってること教えてくれ」
土方さんが部屋に入ってくるなりそう言った。
桜「はい。まず土方さんが拷問していた彼。彼の名前は古高俊太郎」
私はゆっくりと話し始める。
桜「彼等は祇園祭の前の風の強い日を見計らって京の町に火を放つ。その混乱に乗じて松平公を暗殺。天子様を誘拐する・・・」
近「なんだと!?」
私の説明に彼等は息をのんだ。
桜「信じがたいことですが事実です。・・・話にはまだ続きがあります」
山「続きですか?」
桜「はい。彼等は今日にでも会合を開くでしょう」
私の言葉に彼等は驚愕の表情を浮かべた。