桜‐幕末恋物語‐
桜「っ・・・くっ・・・私は・・・無力で・・・皆に迷惑をかけるだけの存在・・・」
私は皆の足かせにしかならない・・・。
そんな私が皆の近くにいていいの?
・・・いいわけないじゃない。
桜「・・・私はただの役立たず・・・。いらない存在・・・」
そう呟いた瞬間、力強い腕に抱きしめられた。
総「君はいらない存在なんかじゃない!!」
平「いいか?変なことは考えんなよ」
顔をあげると沖田さんと斎藤さんが、振り返ると藤堂さんがいた。
3人とも汗だくになって息が上がっている。
桜「・・・皆さん・・・どうして・・・?」
一「部屋を出るとき様子がおかしかった」
だから追いかけたと彼は言った。
私は再び溢れだした涙を止めることができなかった・・・。