恋 ~REN~
「…ないです。」


「よろしい。 で、家どこ?」


「大丈夫!一人で帰れるから。気にしないで。ごめんね。迷惑かけちゃって。本当ありがとう」


「別にそんなたいしたことしてねーよ。それよりお前そのカッコで真昼間に歩いてたらアホだぞ。」


あ~そうだった。私ものすごくキラキラのドレス着ちゃってるんだった…。。


忘れてたよ。。でもまたこいつに借り作るみたいで嫌だな。


ほんとにどこまで私はアホなんだか。



「何、一人で百面相してんだよ。とりあえず行くぞ!」


そういうと、私の手をつないで勢い良く部屋をでた。


ちょっとちょっと何なのよ~。手なんか握らないでよ。。


も~うわけわかんない。ドキドキしてる自分がわけわかんないよ。




― 駐車場 ―



「ねぇーまさかこれがあんたの車??」



「あっ?そうだけど?悪い?」


悪くないけど、何でこんな高い車に乗ってるわけ?!

それにこのマンションだってすごく広くて豪華だし。

いったい何者なの?!まさか、やばい仕事とかしてるんじゃないよね。。


「ねぇ~。ちょっと聞きたいんだけどー仕事は何してるの??」


「南海と同じ仕事だけど?モデルと俳優。RENってモデル知らない?」


REN?!あのRENなの!?


うそうそ!ありえない!あのRENなの!?


「冗談でしょ?」


― ニコッ ―


「ほんとだよ♪」
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